濃密なる3日間

登板の翌朝。サポートメンバーとはいえ日本代表のユニホームを着ての登板について感想を求めると、心も身体もクールダウンしたのか、落ち着いた口ぶりで答えた。
根尾投手「素晴らしい経験をさせていただきました」
しっかりと投げられたことはもちろん、投げていない時間でアドバイスを聞けたこと。内容は秘密。それが現時点では体現できないモノだとしても貴重な財産になったようだ。
根尾投手「今やっていることを継続するのはもちろんですけど、もっともっとよくなれるなと感じました」
根尾投手は帯同から離れ、同世代がWBCの本戦で頑張っていく姿を見つめる立場へと変わる。それに対する悔しさはこれからも持ち続けることは何ら変わることはない。しかし根尾投手にとって濃密なる“日本代表としての3日間”は自身の野球人生にとって良い方向へ転じる変化点になったことだろう。
胸に染みついた悔しさを晴らすにはきっとひとつしかない。頭の片隅にわずかでも残っていた打者への未練を完全に断ち切り、投手としてプロの世界で輝くこと。そして次回のWBCでは、同学年と世界一の座を目指して一緒に戦うことを目指す。
直近の課題としては開幕一軍入りを果たすこと。そして結果をひとつひとつ残すことに尽きる。それが敗戦処理など泥水をすするような役割でも。小さな輝きを重ねることにより、やがて大きくまぶしすぎる存在へと成長する根尾昂投手をわれらドラゴンズファンはいつまでも待っている。
がんばれ根尾!
がんばれドラゴンズ!
燃えよドラゴンズ!
竹内 茂喜










