耐震化が進まない理由は…

工事に携わった建築士に聞くと…

(佐藤建築工房 佐藤悟一級建築士)
「6階まで、大きい窓が小さい窓に変わっています。この部分に壁補強をして耐震指数を上げています」

耐震化後、築55年のこのマンションは人気物件になり、1部屋700万円程度だった価格も1500万円と価値は倍以上に。

(佐藤さん)
「普通の維持保全だけでも、お金が足りなくてみんな苦労している。耐震補強を頼むと2億3億かかりますよって所が結構多くて、その中でできたのは本当にまれだと思います」

2025年、13年ぶりに見直された南海トラフ巨大地震の被害想定で、愛知県の全壊棟数は24万5000棟。見直し前とほとんど変わっておらず、耐震化が進まなかった現実がうかがえます。

地震防災の一丁目一番地は耐震化。今一度、国を挙げて進める必要があることは言うまでもありません。

2026年3月11日放送「news X(ニュースクロス)」より