「母親には勝てませんわ」お店は母と娘の二人三脚で

世間からの偏見や、娘に会えないさみしさを抱えながらも、親からの言葉を胸にがむしゃらに働き続けた峰子さん。

時代は、高度経済成長の真っただ中。戦火で消失し、再建された名古屋城に真新しい金シャチがのせられたのも、この1959年でした。

(中村峰子さん)
「時代が変わっちゃって、本当にいい時代になりましたよ」

さらに時は流れ、15歳になった長女の純子さんは、自らの意思で峰子さんのもとへ。45年前からは一緒に店のカウンターに立ち、店の名前も家族で営むという意味も込めて「“ファミリースナック”キャシー」に改めました。

(長女・山田純子さん)
「母親というよりは、どちらかというと仕事人間かなと。66年間お店をやってるから、そこのところは勝てませんわ」