橋は水を通すため!?未開通区間にある“謎の橋”の正体とは

「(未開通区間の森の)南側に配水池がある。謎の橋がその配水池の近くにあって、徒歩で森の中に通じる道に行ける」と石井さん。森林の北側から未舗装の道を進み、特別に許可を得て関係者以外立入禁止の区間に入らせてもらいます。

森林に囲まれた道を抜けると、森林から配水池へと伸びる30mほどの奇妙な橋が出現!実際には、道路の下を横断する道や水路などに使用するボックスカルバートになっており、「生実本納線がこの橋の下を潜る計画になっている」と言います。
さらに進むと柵があり、その奥には配水池が。しかし、配水池には別の入口があり、こちらの道は封鎖され機能していないようです。
(道マニア・石井良依さん)
「常時閉鎖されていて通れないようになっているここに、なぜ配水池と森林をつなぐ橋があるのか気になる」
地元の方に聞き込みしたところ、生実本納線の鎌取IC付近の本線だけが40年たった今でも未開通なのは、用地買収が難航していることが判明。

しかし、2024年8月から工事が再開されたそうで、謎の橋への道は封鎖され、周辺の整地が進められていると言います。
また、生実本納線の上を通す形で森林と配水池を繋ぐ謎の橋の内部には、配水管が通っていることも判明。昭和48年に配水池と同時期に建設されたそうで…
(道マニア・石井良依さん)
「橋のボックスカルバートはかなり分厚くできているので、人を通すのが主目的ではなくて、ボックスカルバートの中に配水管を通して、工業用水を通すのが主目的」

北の印旛沼(いんばぬま)から取水し、かつて多く存在した製鉄所などに工業用水を供給。現在でも各方面への配水が行われており、一見封鎖された道は関係者が出入りしているとのことです。
CBCテレビ「道との遭遇」2025年5月6日(火)午後11時56分放送より










