愛知・清須市の配送業者では…荷物が約1.5倍に

愛知県清須市に本社を置く「ミライノ」。47人の従業員が物流で地域の暮らしを支えています。「ブラックフライデー」のセールなどで、配送する荷物の量が普段に比べ、約1.5倍に。

(ミライノ・橋本憲佳社長)
「なんとかドライバーの中で配車の段取りをして頑張ってやっているが、いつもより時間がかかったり、会社に戻る時間が遅くなるのが現状」

限られたスタッフでやりくりする中、配送業務の負担が増える背景として、こんな問題も…。

(ミライノ・橋本憲佳社長)
「月の残業時間も決められていますし、どうしても運ぶ物が多いと運ぶ件数も大きく増えまして。実際、時間が厳しくなってしまうので運びきれなくなってしまう」

こう話すのは社長の橋本さん。去年4月、「働き方改革関連法」の施行により、ドライバーの時間外労働が年間960時間に制限され、輸送量の低下が懸念されるいわゆる「物流の2024年問題」で業界全体がドライバー不足の状態に。配送の負担に追い打ちをかけているといいます。