新チームは「絶対を作る」
新チーム発足からグラウンドに掲げられた横断幕には「絶対を作る」の文字。
どんなときでも、練習してきた通りのプレーを出せるように、という意味が込められている。

「能力が高く、派手なプレーができる選手たちだからこそ、基本的なプレーが重要になる。これだけ基本、基本と言い続けたのは、今年が初めてかもしれない。自分の役割を理解し、他人のためにがんばるのがラグビーという競技。カッコいいプレーだけでは勝てないんです」
キャプテンでスクラムハーフの荒木奨陽(3年)は、高校生で唯一U-20日本代表に選出され、大学生や社会人の選手と共にプレーした。
「フィジカルもスピードも高校生と全然違って、ついていくのに必死でした」
ニュージーランドの学生との試合もあった。
「すごい身体だった。日本代表の選手も大きかったが、それよりもっと大きかった」
そこで得たものは大きい。
「高校生相手に怖いと思わなくなった。自分が一番だと思えるようになった」










