「おいしい。間違いなく」厄介者から名物グルメへ

でも、アイゴは水揚げしてすぐに捌けば刺身でも食べられます。匂いさえ付かなければ、弾力があり淡泊な味が特長です。

そのため、地元では、「海の異変」を防ごうと、新たな動きが。

(田原市建設課 森下将光さん)
「伊良湖で獲れた新鮮な魚が捨てられるのはもったいない。そうした魚を活かして新しいグルメを作っていきたい」

水揚げされたその日のうちに、アイゴを捌いて、すり身に。それを真空パックし、マイナス60度で急速冷凍することで、鮮度を保ちます。

地元の飲食店やホテル10店舗以上とともに、アイゴのすり身を使った名物グルメの開発に取り組んでいます。

(清田代表)
「おいしい、間違いなく。食べてもらえれば分かる。色んな物に使ってもらって食べてもらえれば、魚の価値観は変わる」

来週には、開発したメニューの試食会が行われる予定です。アイゴが厄介者と呼ばれなくなる日も、近づいています。