「ずっと観察したい気持ちが強く、近くに住むことを選択したのでは」
事件当時、現場から10キロほどの場所に暮らしていた安福容疑者。逮捕時に暮らしていた場所も、悟さんの住む場所からわずか2キロの場所でした。
(東京未来大学・犯罪心理学 出口保行副学長)
「近くで生活している方が、捜査がどう動いているのかわかりやすい。ずっと観察していたい気持ちが強く、近くに住むことを選択したと考えられる」

安福容疑者はことし8月以降、警察から聴取を受けていましたが、DNAの提出は拒否。しかし出頭の直前に、提出にようやく応じ逮捕の決め手に。
(東京未来大学・犯罪心理学 出口保行副学長)
「もう話が煮詰まっていることを感じる機会だったのだろうと思う。自分が犯人だとある程度、特定されているから(DNA提出の)要求がくるんだと」
高羽さんの夫・悟さんは事件後26年間、遺族会の結成やビラ配りなど「事件を風化させない」活動を行ってきました。

(東京未来大学・犯罪心理学 出口保行副学長)
「警察だけが自分を追っているわけではない。社会全体がこの事件に注目して、いつ誰が通報するか分からない。非常に大きな効果がある」










