三重県名張市の30代の男性が警察官をかたる男からの電話をきっかけに、約2400万円相当の暗号資産をだまし取られました。
三重県警によりますと、きのう午前10時ごろ、名張市に住む30代の男性の携帯電話に、京都府警の警察官「カトウ・ダイキ」を名乗る男から「あなたの口座が資金洗浄に使われている」などと電話がありました。

その後、大阪府警の捜査2課の警察官「東圭一」と名乗る男と連絡先を交換し、ビデオ通話上で警察手帳や逮捕状、また実在しない「守秘義務命令」や「凍結捜査差押許可状」などを示され、「あなたの暗号資産が犯罪資金で購入された物ではないと証明する必要がある。調査後返金する」と言われ、指示に従い指定されたアドレスに約2400万円相当の暗号資産を送金しました。
男性は職場の上司に相談したあと、だまされたことに気付いたということです。また、今回の電話は、「+」から始まる国際電話の番号からかかってきていて、警察は「警察が国際電話から電話をかけることはない。もしかかってきたら、電話に出ないようにしてほしい」と注意を呼びかけています。










