名古屋の東山動植物園で飼育されていた19歳のアミメキリン「トリノ」が死にました。
「トリノ」はアミメキリンのオスで2005年に東山動植物園で生まれました。
その年に名古屋市とイタリアのトリノ市との間に姉妹友好都市提携が結ばれたことから、愛称募集の結果「トリノ」と命名されました。
トリノは人間だと約70歳と高齢になり、1週間ほど前からふらつく様子が確認されていました。

今月23日の午後3時過ぎに獣舎の近くで転倒し、何度も立ち上がろうとしましたが、立ち上がりきれず誤って水堀に転落してしまったということです。
飼育員がトリノを引き上げ、獣医師が治療しましたが、起き上がることができず、午後6時半ごろに死亡が確認されました。
死因は起立不能による呼吸器不全でした。
トリノはメスたちから慕われるおおらかな性格で、生涯で5頭の子をもうけ、先月、長寿表彰を受けたばかりでした。
東山動植物園では、今月21日、将来の繁殖を担う新しいオスとして、長野市の茶臼山動物園からやってきた2歳の「スバル」の一般公開が始まったばかりで、新たな仲間を迎えた直後の訃報となりました。
東山動植物園では、今月25日から来月3日まで、キリン舎前に献花台を設置します。










