暗渠道の終点 水窪川から転用された下水は神田川へ

商店街の方によると、幅は狭く濁った水が流れていたという水窪川。さらに辿って南下し、2人は護国寺近くのエリアへ。すると、水窪川が突如大きな屋敷にぶつかり遮られてしまいます。
(道マニア・髙山英男さん)
「ここで行き止まり。この家の敷地内に池があって、途中で見えなくなった川が家の池で水が溜まって出て行っているはず。果たしてそれが本当か確かめてみたい」
以前から髙山さんが気になっていたエリアだそうで、今回はどうしても敷地内の川の流れを確かめたいとのこと。
屋敷の家主が長期不在とのことで家主の親族に許可を得て、ご近所の方の家から池を見させてもらうことに。すると、意外な事実を発見!

(道マニア・髙山英男さん)
「水窪川が池に流入していると思ったら、池に入らず手前に流れている。この先にカルバートがあって、川が続いて抜けている」
髙山さんの推測と異なり、水窪川は庭の池と繋がっておらず、敷地の塀に沿って流れていたことが判明しました。
2人はその後も暗渠道を辿り、文京区・江戸川橋へ。
(道マニア・髙山英男さん)
「ここは神田川。下水が合流する場所が見える。水窪川から流れてきた風に見えるが、実際の下水道網ってもっとややこしい。けれど、れっきとした下水道の出口」
住宅街を蛇行する水窪川の暗渠道には、湿地を好む植物をはじめ、段差や擁壁など、多くの暗渠サインが点在。2人は、池袋が発展するまでの歴史に思いを馳せるのでした。
CBCテレビ「道との遭遇」2025年4月15日(火)午後11時56分放送より










