本格的な冬の到来を前に害虫から松の木を守る「こも巻き」が愛知県岡崎市で行われました。

岡崎市の岡崎城公園で行われた「こも巻き」は、マツの葉を食べ荒らす「マツケムシ」などの害虫が冬の間、温かい場所に移動する習性を利用してわらで編んだ「こも」に誘い込んで駆除する伝統的な方法です。

「こも巻き」は、きょう午前9時半から行われ、このうち江戸時代に植えられたとされる、幹の周りが4メートルある樹齢200年以上の大黒松は、公園の職員が4人がかりで作業にあたっていました。

「こも」はきょう1日で岡崎城公園内にある125本の松すべてに巻かれ、来年2月の立春ごろに取り外される予定です。