岐阜県飛騨市に「ツキノワグマの出没注意報」が発表されました。エサが少なくなるこの時期、クマの出没が増えるおそれがあります。
ことしはクマのエサとなるブナの実が少なく、餌を求めて人里に現れるケースが増えることが予想されることから、飛騨市は市独自の「ツキノワグマ出没注意報」を発表しました。

9月には、神岡町の山中でワナにかかったクマを駆除しようとした80代の猟師の男性が、頭などを引っかかれけがをしました。
飛騨市は、朝や夕方などクマの活動が活発になる時間帯の外出を控え、山に入る際は、鈴やラジオなど音の出るものを携帯するよう呼びかけています。また、家の周りの柿や栗などは早めに収穫し、生ごみを放置しないなど、クマを寄せつけない対策を取るよう注意を促しています。