三重県熊野市で特産の柑橘「新姫(にいひめ)」の収穫が始まっています。

ニホンタチバナとマンダリンが自然交配したとされる「新姫」は、三重県熊野市で発見され、1997年に品種登録されました。さわやかな酸味とミカンの香りが特徴で、ドリンクや焼き魚などに使われます。

市内では23軒の農家や団体が栽培していて、今シーズンも収穫の時期を迎えました。

(熊野市ふるさと振興公社・辻加純さん)「今年も暑さが続き実の成り方が不安でしたが、農家さんの手入れも良く、例年よりもかなり良い実になりました。」

今年の収穫量は、去年より14トンほど多い約34トンの見込みで、収穫作業は11月中旬まで続きます。