愛知県内の医療機関で「トラブルの経験あり」は8割以上に
健康保険証をマイナンバーカードと一体化させる「マイナ保険証」。過去に処方された薬などの情報をスムーズに共有できるといったメリットがあり、去年12月に本格導入されました。
しかし、その後トラブルが続出。4月に公表された調査では、愛知県内にある1037の医療機関のうち、「トラブルの経験あり」と回答したのは8割以上に。特に多かったのが。
(去年9月 大石邦彦論説委員)
「黒丸になっている…」


名前に難しい漢字が使われているなどして、読み込みができないものが全体の6割あまり(62.7%)。
さらに、カードリーダーの接続不良や認証エラーが全体の4割あまり(45.4%)で起きていました。
こうした病院の窓口などでのトラブルは、導入から10か月経った今も続いているといいます。
(浅海副理事長)
「(従来の)保険証も使える、マイナ保険証だって使いたい人は使える、どちらでも使えるように従来通り健康保険証を全員に発行していただきたい」

「マイナ保険証を使っている?」街の人は…
マイナンバーカードの健康保険証としての登録は、7月までに8533万人あまりにのぼっています。そして、ことし12月からは従来の保険証は使えなくなり、マイナ保険証に一本化される予定です。街の人に「マイナ保険証を使っているか」聞いてみたところ。
(街の人)
「今、使っている。すごく便利」
(街の人)
「届きはしたが、登録が面倒でやっていない。このままでやってもらったほうが楽は楽」
「顔認証で、もちろんマスクははずすが、そのときの状況で何回も『やり直してください』『やり直してください』と、結構大きな声で受付でも言われると恥ずかしい」
依然トラブルが続くマイナ保険証。さまざまなメリットもある一方で、トラブルを解決することが必要です。
