伊豆高原に眠る謎の巨大廃ループ橋

続いて訪れたのは、伊東市。国道135号の西に位置する山の中に、突如巨大な赤い橋が現れます。しかし、一見して今は使われていない朽ちた橋だと分かります。
(道マニア・かずまるさん)
「この辺りは、伊豆高原という別荘地。このループ橋の上の方向にも別荘地を作って開発をしようとしていた。そのために設けられた工事用の道路」

昭和49年、この地域に新たに別荘地を開発するため、工事車両専用道路として造られたのが、この「赤沢八幡野(やわたの)連絡橋」。しかし、別荘建設の需要が予想よりも少なく、4年後に開発会社は倒産。工事は中止になり、数年しか橋は使われず廃橋となりました。
(道マニア・かずまるさん)
「国土地理院の地図にも、道の痕跡が記されている。ただ、意味が分からない所で途切れている」
現在は途中で道路が崩れており、山の中に突き刺さるような状態に。「この規模の廃橋は、日本でここだけだと思う」とかずまるさんは言います。
使われなくなってから約20年後に崩落したそうですが、短い稼働期間の中でも一般車が通れる期間もあったようです。
CBCテレビ「道との遭遇」2025年1月28日(火)午後11時56分放送より