「若者らが漁師をしようと思っても無理」

グルクンなどの魚は、この地方で食べる文化がなく、あまり需要がないため、あえて狙って水揚げする魚ではありません。名産の伊勢エビなどの魚介類が壊滅状態なのは漁師たちにとって死活問題です。

(漁師 小川吉高さん)
「沖に出ても金にならんもんで誰も漁に行かない。若者らがこれから漁師をしようと思っても無理やわ。とる物がないもん」

海と共に暮らす漁師たちにとって、不安な日々が続きます。