外国人が介護現場の重要な担い手に

近藤さんはいつもイブラヒムさんとのやり取りをSNSに投稿しています。

(近藤佑次さん)
「生活に欠かすことができない。自分の人生においても必要不可欠な存在です。(自分のSNS投稿がきっかけで)介護の業界で働いてくれる、ヘルパーになる人が増えてくれたらいいなという」

イブラヒムさんが勤める介護事業所に登録するヘルパーは112人。そのうち14人が外国からの留学生で、今や介護の重要な担い手です。

(障害者ヘルパーステーション マイライフ西 本田一成 所長)
「(外国人は)増えている。24時間365日ヘルパーを派遣しているので、夜の泊まりなどに率先して外国人留学生が入っていただけるので非常に助かっている。
(Q:人手が足りていない?)足りていないです」

介護職に人が集まらない理由はひとえに「報酬の低さ」だと専門家は指摘します。

(淑徳大学 社会福祉学科 結城康博 教授)
「ヘルパーの賃金は全産業の他の産業に比べると非常に安い。仕事の割には非常に安いので、なかなか なり手がいない」