突然の「がん告知」 前を向けたのは…

(東川勝利さん)「去年の2月2日。病院の先生に告げられる前から、体調が悪いなというのはあった。“がん”だとは思っていなかった」

診断結果は膵臓がん。医師から余命についての話を聞くだんになると、がんになったあまりのショックから東川さんは答えを聞かないことにしました。その選択に妻も賛成、2人で病院をあとにしました。その後、仕事はだんだん手につかなくなりました。

(東川勝利さん)「昔から前向きで行動力があった。それが取りえで生きてきたけれども、病気になると全然駄目でしたね。誰にも知られずに最期を迎えたらいいなというぐらいに思っていた。和室から出てこなかった」

そんな東川さんの心境が変化したきっかけは、友人たちの声かけです。

(東川勝利さん)「いろんな人と会っていく中で、人に生かされていると感じることができた。お世話になった人に『ありがとうと伝えないといけない』という思いが日々強くなってきた」