生まれ変わった職員室 その効果は…

職員室のフリーアドレスに取り組む名古屋の明豊中学。模様替えが完了したと聞いて、今月3日にもう一度取材に行くと…

正面には今までなかった巨大なモニターが3面。行事予定などがこれでわかるようになっています。

そして…。

(大石)
「先生方が座っています。フリーアドレス化されていますから、デスクはないということなんですね」

デスクは引き出しのない長机。各自必要な荷物だけを持ってきて自由な場所で仕事を始めていました。

(大石)「変えてみてどうですか」
(明豊中学校 梶田勉 校長)「職員室が明るくなったかなと思います」

教職員が実感していたのはコミュニケーションが増えたことです。

(英語担当の教諭)
「前よりいろんな人と話すようになった。いろんな学年の先生とか。この仕事をしたいからこの先生の近くに行こうと、荷物を持って聞きに行きやすくなった」

机の上に物が少なくなったことで互いの顔が見え、会話も増えたということです。一方で、収まりきらない授業の荷物が足元にあったり…。

(教諭)
「いろんな先生と話せるのはいいが、学年で話し合いたいときに、点在していると集めないといけない」

まだ慣れない点もあるようです。

(明豊中学校 梶田勉 校長)
「仕事の優先順位を考えられると思う。それにより子どもにパワーを持って接することができると思う」

とりあえず形は整ったフリーアドレスの職員室。教職員の働き方改革が何より子どもたちの教育や指導の充実につながって欲しいものです。