(画面に映る“赤い”人物)
「私たちはそれをM-69または単に爆弾と呼んでいました。そして、はい、それが焼夷弾であることは知っていました。写真を保持していたのは罪悪感からではなかったと、少なくともそう思います。私たちが街に大きな被害を与えたことは知っていますが、その夜に何人が亡くなったかは知りません…」

真っ赤な画面で、あの戦争について語る人物。

男性はB29の搭乗員でした。これは、太平洋戦争の名古屋空襲をテーマに作られた映画です。

(ボブ・フレミングさん)「不発弾の種類は何ですか?」
(記者)「焼夷弾です」

映画を作ったのは、この男性。アメリカ・ニューヨーク州に住む、ボブ・フレミングさん75歳。

(ボブ・フレミングさん)「アメリカでは(不発弾を)見たことがありません」