大盛況だった1970年の大阪万博

大阪万博ではワイヤレステレホンの体験や人間洗濯機など最新技術がズラリ。最大の目玉はアメリカ館の「月の石」。一目見ようと、すし詰め状態に。
(月の石を見た少年)
「変な形をしていて、色が金色みたいだった。とても僕、欲しくなっちゃった」
海外グルメも大集結。こんな呼び込みも。
「とてもおいしいインドカレー。あまり辛くないインドカレー。あなたのためのインドカレー。はい、ど~ぞ」

タイからは16頭のゾウが来日。まさかのゾウと人間の綱引き。会場は大いに沸きました。
国や企業が個性を競ったパビリオン。その数116。芸術家の岡本太郎さんがプロデューサーとなりテーマ館としてつくられた「太陽の塔」も注目を集めました。

海外旅行が一般的ではなかった時代ということもあり、想定をはるかに超える6400万人が来場。194億円あまりの黒字で幕を閉じたのです。