農業を続けられず、農地を貸す人が増えている

そして、もっと大きな規模でコメづくりをしている弥富市の農家では、「別の問題」も見えてきます。

(大石)
「この写真は何ですか?」

(鍋八農産 八木輝治 代表)
「これは古い物になりますが、うちが米や小麦など何かを作付けしている田んぼの目印です」

この法人が管理する農地は約200ヘクタール。
バンテリンドーム40個分、モリコロパークより少し広い面積で、その4分の3でコメ作りを行っています。

(鍋八農産 八木輝治 代表)
「僕たちは農家がリタイアされた土地を借りて、代わりに田んぼの管理をしている」

(大石)
「地主さんは全部で何人ぐらいいるのですか?」

(鍋八農産 八木輝治 代表)
「全部入れると300人近いです」

ここの農地の広さは農業を続けられない人がそれだけ増えていることの現れでもあります。