「本日、採水したサンプルです」
クーラーボックスを手にした男性が訪れたのは、名古屋市南区の名古屋市環境科学調査センター。この日届けられたのは井戸水です。

名古屋市は去年9月から市内の井戸水の水質調査を行っていて、この日は5回目の調査が始まりました。そのきっかけは…。

(名古屋市 環境局 川瀨弘靖 担当課長)
「中区栄3丁目の井戸所有者から、PFOSおよびPFOAの暫定指針値を超えるという情報提供をいただき、汚染範囲を確認するために調査を始めた」

井戸水を飲んでいる所有者が自分で水質調査を業者に依頼したところ、浄水前の水から国の暫定目標値を超えるPFASが検出されたのです。