30日の神男選定後、祭り本番を前に様々な神事が行われることになりますが、地元、愛知県稲沢市での準備は、これまでも進められていました。

(田中雄一郎さん)
「(Q:きょうは何をしている?)はだか祭に向けて、ばらす(砂利)を全部取る。“はだか男”たちは裸足(足袋)なので、砂利があると危ないので土の状態に」

足袋を履く“はだか男”たちは、国府宮の参道から楼門をくぐり、ゴール地点の儺追殿に向かって、もみ合いながら進みますが、境内の砂利は、けがの原因になります。

このため、敷き詰められている砂利は祭り前に全て取り除くことが大事です。

砂利の回収は基本的に手作業。重機を使うのは最終的にトラックに積み込むときだけです。

この日、中心となって作業をしていたメンバー3人を取材すると、神男が飛び込む「儺追殿」の増設や、桟敷席の設置などは12月中にはスタート。

これまで「裏方」として25年以上、こうした準備作業を続けてきたという田中雄一郎さんは、準備作業の中でも「砂利の除去」が「過酷」だと言います。

(田中雄一郎さん)
「体力的に一番きつい」