愛知県岡崎市の私立高校でチアリーディング部の練習中にけがをして、下半身まひなどの後遺症が残ったとして、元部員が学校側におよそ1億8300万円の損害賠償を求めた裁判で、和解が成立したことがわかりました。

訴状などによりますと、岡崎城西(おかざきじょうせい)高校チアリーディング部の元女子部員は2018年7月、他の部員の肩の高さから前方に宙返りをする練習でマットに首から落ち、下半身まひなどの後遺症が残る大けがをしました。

当時、顧問やコーチは不在で、元女子部員は学校側が安全対策を怠ったことが原因として、およそ1億8300万円の損害賠償を求める訴えを起こしていました。

学校側は安全配慮義務を怠ったと認め、9月12日付けで和解が成立。元女子部員に対し、和解金およそ1億2800万円を支払うということです。