以前は「物価の優等生」と呼ばれていた卵の値段、スーパーなどでは結構上がったり下がったりしていますね。
(山内彩加アナウンサー)
私も困っているんです。買おうとするのは10個入りで170円ぐらいなんですけれど、6個入りを買ったりとか。
98円のセールとか見なくなっちゃいましたね。

(大石邦彦アンカーマン)
1年前を思い出してみてください。卵は今より、もっと高かったんです。
名古屋の卵の卸売価格の動きを見てみると、鳥インフルエンザの影響で去年はニワトリが激減し卵も減りましたので1キロ当たり360円、過去最高になりました。
「エッグショック」という言葉もありましたよね。
ことしに入って価格は半分ぐらいまで下がっていたんですが、猛暑の影響でニワトリが餌をなかなか食べられなくなってしまって、卵の数も減ってきました。
それで今、卵がこれだけ高くなっているということなんです。

(山内アナウンサー)
卵は、いつ安くなるんでしょうか?
(大石アンカーマン)
JAあいち経済連の養鶏担当の井上さんを取材しました。
10月下旬から11月上旬にかけて、ニワトリの夏バテも一段落して、そして卵を産んでくれるだろうということで、生産量は安定してくると見られているんです。
ただ、安心してはいけないのは年末なんですが、クリスマスケーキや鍋料理などで卵の需要が増えてきますので、ゆるやかに価格は上がっていくと見られるんです。
一方で養鶏農家の方に聞きましたら、今は餌代も人件費も上がっているということなので、ある程度の値段でないと、なかなか経営は厳しいなと話しておられました。