今回は、国が目指すマイナカードの保険証について取り上げます。従来の保険証は2024年12月に廃止が決まっているのですが、医療現場は混乱しています。

(河野太郎 元デジタル担当大臣)
「2024年度の秋に現在の健康保険証の廃止を目指す」
これまでの保険証が廃止され、マイナンバーカードに統合されるのは12月2日。
あと2か月を切っていますが、果たして準備は進んでいるのでしょうか。

名古屋市北区の「かわなかクリニック」、院長の佐野医師はマイナ保険証の利用は進んでいないと話します。
(大石邦彦アンカーマン)
「今、患者さんの何割ぐらいの方がマイナ保険証を利用していますか?」
(かわなかクリニック 佐野由衣 院長)
「5%前後、20~30人に1人だと思う」

ほぼ全ての医療機関にあるマイナカードリーダー、これが不安定だといいます。
(かわなかクリニック 佐野由衣 院長)
「名前の漢字が難しい方、髙(はしごだか)とか。そういう方のマイナ保険証を読み取ると(漢字が)●になって、ちゃんと読み取れないというのはよくある」