脱炭素社会の切り札として、大きな期待がかかる「水素」。地球上に無尽蔵に存在し、エネルギーとして使用しても二酸化炭素を排出しないことから、化石燃料に代わるクリーンエネルギーの大本命と言われている。

その水素の“ある画期的な製造方法”で、世界から熱視線が注がれている企業があると聞き、富山県高岡市に向かった。

田んぼに囲まれた町工場。一見すると、ここに最新の水素製造機器を開発した企業があるとは思えない。ベンチャー企業のアルハイテック代表取締役の水木伸明社長(64)を直撃した。