ご近所トラブルに巻き込まれたら… 弁護士に聞く

(若狭アナ)
近所のトラブルが増えている背景というのはあるんでしょうか?

(山内アナ)
名城法律事務所の正木健司弁護士に聞きました。なぜトラブルが増えているのかと言いますと「ご近所付き合いが昔ほどない」「付き合いがないためすぐに争いになる」ということでした。

お互い知った中であれば、これはお互い様だよねで済むことも、付き合いがないからこそ争いになってしまうということですね。

(若狭アナ)
直接言うと逆恨みも怖いですが、解決方法というのは、どんなことがあるんでしょうか。

(山内アナ)
正木弁護士によりますと、「話が直接できない場合は、近所の人や仲介業者などに入ってもらう」また、言葉で直接やり取りするのではなく「手紙でやり取りするという方法も有効」ということです。

(若狭アナ)
当人同士でない解決方法もあるということですね。

(大石邦彦アンカーマン)
第三者にお願いする、例えば皆さんがお住まいの自治体、行政に相談してみるというのも一つの手かと思います。それでもダメな場合は最終的には民事裁判というところも考えられるんですが、ここまでいくと勝ち負けがはっきりしますよね。

そうなると、その後の溝も深まるので仲介業者ではないんですが、裁判所に仲介に入ってもらうという方法もあります。

これは民事調停ということなんですが、裁判所が間に入ってお互い話し合うと。そうすることで、手続きも簡単、費用も(訴訟に比べ)安いし、期間も短くて済むので、民事調停などいろいろな方法があるということは、頭の片隅に入れておいてほしいですね。