(若狭敬一キャスター)
岐阜県の美濃加茂市議会の副議長が、姉妹都市の市長の娘に対し、下腹部にマイクを近づける不適切な行為をした問題。
ことし岐阜県では岐南町と池田町、そして愛知県では東郷町で、町長がハラスメント問題で相次いで辞職しました。
こうした立場のある人の不適切行為は一体どうして起きてしまうのか。一般社団法人「日本ハラスメント協会」の村嵜要代表理事に電話でお聞きします。

(若狭キャスター)
東海3県から、こうしたニュースを連日報じているんですが、自治体のトップや立場のある人のセクハラのニュースが相次いでいることを、どう受け止めていますか。
(日本ハラスメント協会 村嵜要 代表理事)
以前に比べて、ハラスメント被害の声を上げやすくなっているという時代の変化によって、浮き彫りになってきているんじゃないかと感じています。
(若狭キャスター)
70代の男性で立場のある人が目立つのですが、このあたりについてはいかがですか。
(村嵜 代表理事)
これくらいの年代の人は、公私混同をしてしまう人が非常に多いですね。ハラスメントに厳しくなった今の時代の変化に、アップデートできていないことが原因かなと感じています。
(若狭キャスター)
私たち会社員の場合、ハラスメント研修を定期的に受けているんですが、日本ハラスメント協会では自治体や議員に対して研修などをされていますか。

(村嵜 代表理事)
そうですね、日本ハラスメント協会でも、自治体や大きな政党のハラスメント研修を担当したことがありますね。
(若狭キャスター)
自治体によって研修に対する温度差はあるのでしょうか?
(村嵜 代表理事)
地域差というのは明確には分からないんですけれども、自治体の規模や政治団体の人数規模は関係しているかなと思います。人数が多い団体ほど研修を積極的に実施していますね。










