自動車部品メーカーのアイシンが、厚さ0.1ミリほどの新しいタイプの太陽電池を開発です。
21日にアイシンが発表したのは、次世代太陽光として注目を集めている「ペロブスカイト太陽電池」の試作品です。


この太陽電池は「ペロブスカイト」という結晶構造を利用していて、1枚当たりの大きさは縦横約30センチで厚さは0.1ミリほど、重さは約3キロと、従来のシリコン製の太陽電池の約5分の1となっています。
折り曲げて使うことで建物の側面や窓をはじめ、車への設置も可能になる他、光の吸収率が高いことから曇りの日や室内の薄暗い光でも発電できるということです。

(アイシン先進開発部・中島淳二さん)
「(ペロブスカイト太陽電池は)景観も損なわずに貼り付けることができるので、環境にやさしくCO2削減につながる」
アイシンは今後も「ペロブスカイト太陽電池」の試作品の開発を進め、2030年の発売を目指すとしています。