鳥取県西部の事業者などが地域の魅力を発信するプロジェクト「大山時間」が、自転車で観光を楽しむ「サイクルツーリズム」を盛り上げようと、説明会を開きました。
27日、鳥取県日吉津村で開かれた説明会には、宿泊施設や飲食店、観光ガイド、行政の担当者らが参加しました。
はじめに、「サイクリストを対象にした体験型の観光では、人数は少なくても宿泊や飲食など一定の消費が見込める」と、サイクルツーリズムに取り組む意義が説明されました。
また鳥取県の担当者が、鳥取県沿岸部のルートについて、NCR=ナショナルサイクルルートの指定に向けた、ハード・ソフト両面の整備状況などを報告しました。
NCRの指定を受ければ、全国で7番目となり、サイクリストの注目度も上がると
期待されます。
続いて、観光庁の星明彦観光政策調整官が、海外富裕層のサイクルツーリズムへの関心の高さなどを紹介し、「誇りある地域づくりのために自転車を活用してください」と、訴えました。
西部商工会産業支援センター 澤田裕一所長
「実際のツアーを商品化して売れるかどうか試しを企画しているところです。モニターでは可能性があると感じています。」
「大山時間」では、今後、鳥取県西部の魅力を国内外のサイクリストに、さらに
アピールしていくことにしています。