岡里美さん
「31歳の時に、初期の乳がんというふうに言われて。自覚症状は全然なかったです」

服飾専門学校を卒業後、東京のアパレルメーカーに勤めていた岡さん。会社の検診で何度か引っかかったことをきっかけに、乳がんの精密検査を受けたといいます。そこで告げられたのは、ステージ1の「乳がん」。31歳の時のことでした。

岡里美さん
「がんって死ぬイメージ。本当にびっくりしましたね、青天の霹靂ってこういうことなのかな」

告知のあと、病院近くの公園で家族の顔を思い浮かべながら、大泣きしたといいます。

岡里美さん
「もう胸が全部なくなっちゃうんじゃないかとか。なくなるのかもしれないと思ったとき、やっぱりすごくショックでした」

左乳房を部分切除し、その後放射線治療を行いました。幸い初期だったこともあり、抗がん剤や術後のホルモン治療は行わず、寛解に至ったといいます。それでも、再発の可能性がないわけではありません。

病気を経験して、岡さんが感じたのは…