青一色で描かれた繊細な世界。実は、ボールペンたった一本で描かれた作品です。

花々に囲まれ、つぶらな瞳でじっとこちらを見つめる鹿。繊細な模様や濃淡が表現された不思議な世界観が多くの人々を魅了します。

描いているのは、鳥取県米子市出身のボールペン画家、青已はなねさんです。

米子市内を活動拠点とし、県外でも作品展を開いてきましたが、9月7日、市内の中心市街地に、念願だったギャラリーをオープンしました。

元洋菓子店だった建物を改装したモダンな空間に、青已さんの最新作を含む作品15点が展示されています。

米子の街や人々に恩返しをしたい。青已はなねを育んだ米子の街を、もっと多くの人に見に来てほしいと話します。

ボールペン画家 青已はなねさん
「もっともっと県内の方はもちろんなんですけど、県外の方、海外の方にも来ていただけるようにその流れを作りたい思ってこの角盤町という場所に開きました」

絵を描き始めたきっかけも、1本のボールペンだったといいます。