米子労働基準監督署は28日、1か月分の従業員の賃金を法律で定められた最低賃金以上の金額で支払わなかった最低賃金法違反の疑いがあるとして、鳥取県米子市に本社を置き、居酒屋を運営する会社と、代表取締役の男性を書類送検しました。

米子労働基準監督署によりますと、代表取締役の男性は鳥取市内の店舗で勤務していた労働者2名と、岡山県津山市内の店舗に勤務していた労働者2名の計4名に対し、2022年8月分の賃金・合計約164万円を、所定の支払日に、鳥取県の最低賃金(時間額821円)及び、岡山県の最低賃金(時間額862円)以上の金額で支払わなかった疑いがもたれています。

最低賃金は、事業所が所在する都道府県の金額が適用となります。

米子労働基準監督署は、男性の認否については明らかにしていません。