出雲大社では壮大な結婚式の撮影が行われ、主人公の生い立ちに迫る重要なシーンとなりました。

実はこのシーン、エキストラの中に異色の人物がいました。それが…

「卓の父親役でございます、山陰合同銀行の山崎頭取です」
ロケ現場で紹介されたのは、島根県松江市に本店を置く、山陰合同銀行の山崎徹頭取です。憂助の父・卓の父親、つまり主人公・憂助の祖父役として出演していたのです。

山崎頭取は、卓と明美が結婚のあいさつに訪れる実家のシーンにも登場。いずれもセリフこそなかったものの、主人公の祖父という、なかなかの大役を務めました。

しかしなぜ地銀の現役頭取が、話題の作品に出演することになったのでしょうか。本人に聞きました。

山陰合同銀行 山崎徹 頭取
「以前、監督の福澤克雄さんと、共通の知人を介して対談をさせて頂いたんです。それから食事を一緒にさせて頂きました。

その中で福澤監督に、島根を舞台にドラマを撮ってください、そのドラマには私もエキストラで出演させてくださいと冗談半分でお願いをしていたんですね。

お話をしてる時は『え?』みたいな感じだったんですけども、そういう機会を与えてもらったということで私自身、本当に驚きましたけどね」