気象庁は、6日午前10時8分に「記録的短時間大雨情報」を鳥取県へ発表しました。
午前10時までの1時間に、琴浦町付近で約90ミリの猛烈な雨が降ったことが、気象庁の雨量計観測、もしくは気象レーダー解析で分かりました。
【各地の雨量】
▼6日午前10時までの1時間雨量
・琴浦町付近 約90ミリ
山陰沖に停滞する前線に向かって、四国の南にある熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気が流れ込んでいます。前線はゆっくりと中国地方を南下する見込みです。
このため、鳥取県では、6日夜のはじめ頃にかけて局地的に雷を伴った激しい雨の降るおそれがあります。6日昼前から夜遅くにかけて土砂災害に警戒し、浸水害、河川の増水に十分な注意が必要です。
また、6日夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となるため、竜巻などの激しい突風や落雷のおそれがあります。
<雨の実況(鳥取県)>
降り始め(4日18時)から6日5時までの降水量(アメダスによる速報値)
境港市境 144.5ミリ
鳥取市鹿野 127.5ミリ
大山町大山 52.0ミリ
米子 50.5ミリ
大山町塩津 49.0ミリ
<雨の予想(鳥取県)>
6日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
東部 40ミリ
中・西部 40ミリ
6日6時から7日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
東部 120ミリ
中・西部 120ミリ
<記録的短時間大雨情報とは?>
「記録的短時間大雨情報」は、その地域にとって数年に一度しか降らないような記録的な大雨が、短い時間のうちに観測されたことを伝えるもので、5段階の警戒レベルのうち、避難が必要とされる警戒レベル4以上に相当する状況で発表されます。
地元の市町村がすでに「避難指示」を発表しているか、まもなく発表するような、災害発生の危険度が高まっている状況です。重大な災害から身を守る行動をお願いします。