気象庁は、5日午後9時47分に「記録的短時間大雨情報」を島根県へ発表しました。
午後9時30分までの1時間に、海士町付近で約100ミリの猛烈な雨が降ったことが、気象庁の雨量計観測、もしくは気象レーダー解析で分かりました。
【各地の雨量】
▼5日午後9時30分までの1時間雨量
・海士町付近 約100ミリ
山陰沿岸に停滞する前線に向かって、四国の南にある熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気が流れ込んでいます。
このため、島根県では、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となっています。5日夜遅くまで土砂災害に厳重に警戒し、浸水害、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。
<雨の予想>
5日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
山陽 30ミリ
山陰 50ミリ
6日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
山陽 30ミリ
山陰 40ミリ
5日18時から6日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
山陽 80ミリ
山陰 150ミリ
その後、6日18時から7日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
山陽 およそ50ミリ
山陰 100から150ミリ
<記録的短時間大雨情報とは?>
「記録的短時間大雨情報」は、その地域にとって数年に一度しか降らないような記録的な大雨が、短い時間のうちに観測されたことを伝えるもので、5段階の警戒レベルのうち、避難が必要とされる警戒レベル4以上に相当する状況で発表されます。