先月鳥取県米子市で、盛況の内に幕を閉じた大鉄道博。
その最終日に開かれた鉄道グッズのオークションで智頭急行の車掌用腕時計を落札した松江市の男性を訪ねると、男性が"沼"と表現する底の見えない鉄道グッズの世界が広がっていました。

こちらが大鉄道博のオークションで腕時計を落札したコレクターの男性。
名前などは秘密ということで取材させて頂きましたが、部屋には大きな駅名の看板が並びすでにただならぬ雰囲気です。

Q撮り鉄記者「まず一番最初のコレクションっていうのはどれだったんですか?」

コレクターの男性
「今からもう32、3年前に駅でたまたま売っていたのを購入したのが事の始まりで(収集の)沼にはまってしまったという。」

昔、列車の窓の下に掛けられていた行き先の看板です。

コレクターの男性
「実は浪人生でしたので親にちょっとお願い、と。これがあったら頑張って大学合格するからと。」

Q撮り鉄記者「ご利益あったわけですよね?」

コレクターの男性
「そうですね。お蔭様で春、何とか無事大学生に。」

鉄道旅も好きで各地に出掛けているというこちらの男性。旅の先々で30年以上鉄道グッズを買い集めて来ました。

コレクターの男性
「(即売会では)ドキドキですけどね。自分欲しいなと思って前の人が買うな買うな、あっそれ駄目駄目駄目駄目駄目みたいな。ああ良かったみたいな。」

大きな駅名の看板は静岡県の3セク鉄道のものです。

コレクターの男性
「この辺なんかもそうでしたね。結構列の後ろにいたんで。ああ浜名湖佐久米。ああ良いな。写真撮りに行ったりゆりかもめが飛んで来てきれいな素敵な駅ですので。」

カモメと列車の写真を撮った駅が気に入り、たまたま出品されていた駅名看板をゲットしました。米子の大鉄道博では思いがけないお宝ゲットだったといいます。

コレクターの男性
「即売でもあるかなあ、と。あと、新しいやくも号の椅子がそういえばどんなものかと(入ってみた)。」