余命宣告を受けた時、残された時間をどう過ごすのか―
悪性リンパ腫と診断され闘病を続けてきた、島根県雲南市に住む加治川健司さんは、去年医師から「余命半年」と宣告されました。
娘と過ごす夏休み、1日1日を大切に生きる加治川さんと家族の日々を見つめました。

加治川健司さん
「この夏、海は3回目だよね?」
娘・風花ちゃん
「うん3回目」

8月8日。出雲市にある稲佐の浜を訪れたのは、加治川健司(54)さんと娘の風花ちゃん(11)です。この夏は、こうして何度も2人で海を訪れました。

2019年、血液がんの1つ、悪性リンパ腫であることが発覚した加治川さん。去年2月、「余命半年」と宣告を受けました。

加治川健司さん
「去年はやっぱりすごい怖かったですね。なんだかんだドキドキして」

当時の心境が、友人にあてたメールに綴られていました。