旅館に泊まったとき、使った布団はたたむのが良いか、たたまないのが良いか。
良かれと思って旅館で布団をたたむ行為が、ありがた迷惑になる可能性があるというのです。

5月、SNSでの、あるツイートが話題を呼びました。

ツイッターの投稿
「旅館の布団は朝起きてから畳まないで下さい」

「旅館スタッフからの切実なお願い」と添えられたこの投稿には、様々なコメントが寄せられました。

寄せられたコメント
「これは知りませんでした。たたんでおくのが礼儀かと。」
「林間学校、修学旅行の際たたんで、来た時よりも綺麗にと習ったのですが、先生も難しいですね。」

「来た時よりも美しく」するつもりが、思わぬ反応。
旅館の布団は、本当にたたんではいけないのでしょうか。
合宿などで、子どもや学生たちの利用も多いという鳥取県大山町の旅館で話を聞きました。

とやま旅館 兜山真宏 社長
「布団のをきちっとたたんでしまうと、やっぱり言いにくいですけど…ちょっと作業が増えちゃうので」

旅館では、布団にまぎれ込んだ忘れ物のチェックや、シーツを外す作業をする必要があるため、布団がたたまれていた場合は、結局もう一度広げなければならないのだそう。
靴下などの小物や、スマートフォンが、たたまれた布団から出てくるケースは少なくないと言います。

一方で…

とやま旅館 兜山真宏 社長
「学生さんの場合、敷きっぱなしの状態だと、逆にそこに忘れ物がすごく多くなるので、忘れ物をチェックする上でも、旅館でこういう風にしてくださいというたたみ方をお願いしています」

スキー合宿や部活動の合宿などで訪れる学生に対しては、布団のたたみ方を伝えた上で、布団は押し入れにしまわないようにお願いしているといいます。

ただ、客室はあくまでお客さんにくつろいでもらう場所。
荷物の整理などで布団が邪魔であれば、たたんだり寄せたりするなど、自由に快適に過ごしてほしいということです。