砲弾が飛び交う国を出て16日。ウクライナからの避難民が鳥取県鳥取市に到着しました。
「鳥取を第二のふるさとに」。ユリア・メドベージェワさんは研究者で、公立鳥取環境大学で、研究を続けます。

9日の東京からの便で鳥取空港に到着したのは、ウクライナ東部ハルキウに住んでいたユリア・メドベージェワさん27歳。
ウクライナ国立科学センター ソコロフスキー研究所で土壌学を学ぶ学生で、公立鳥取環境大学が外国人研究者として受け入れることになりました。

ユリア・メドベージェワさん
「公立鳥取環境大学、そして鳥取県をはじめとする自治体、団体の皆様に大変感謝しております」

江﨑学長が花束を贈り、「鳥取を第二のふるさとにして下さい」と歓迎しました。

環境大での受け入れのきっかけは角野准教授。
過去にウクライナで土壌研究をした経験があり、知人を通して受け入れが実現しました。

メドベージェワさんがハルキウを発ったのは5月24日。
ポーランドを経て日本へと16日間もの行程で、角野准教授も一安心です。

公立鳥取環境大学 角野貴信准教授
「一番思うのは無事に着いて良かったということですね、特にハルキウからポーランドのワルシャワまでの陸路を一番心配していました」

ロシアの攻撃が続くふるさとについて、メドベージェワさんは…

ユリア・メドベージェワさん
「ハルキウは絶え間なく砲撃を受けていて、戦闘機が私の家の上を飛んでいました。私の家では壁が震え、シャンデリアが揺れ、窓もすべて壊れました」

メドベージェワさんの研究テーマは「都市部の土壌で農業ができるか」。ハルキウからデータを持参していて、公立鳥取環境大学でそのまま研究を続けます。

公立鳥取環境大学 角野貴信准教授
「自分の博士論文があると思うので、それを書いていただきます。最後まで執筆していただくのが目的です」

住居は家具家電付きで鳥取県が用意し、通訳、移動手段や買い物、医療も県や市、国際交流財団が全力でサポートします。

ユリア・メドベージェワさん
「鳥取はとても安全だと感じています。そして皆さんが私を助けてくれていると感謝を感じています」

長旅の疲れをとったあと、メドベージェワさんの鳥取での研究生活が始まります。