毎度のごとく、到着してすぐさまさい銭箱の引き出しを開けると、手際よく小銭を拾い集め、そのままズボンのポケットの中に入れました。
回数を経るごとに、手慣れて行く犯人。
およそ2分間で犯行を終えると、素早い足取りで神社を後にしました。
耐えかねた神社は、こんな対策を施しました。さい銭箱の引き出しを開けた犯人に見えるよう、警告文を入れておいたのです。その文面は…

「この文章を読んでいるあなた。窃盗罪、及び礼拝所不敬罪に該当します」
この警告、犯人に効き目はあるでしょうか…
前の犯行から約2週間後の午後8時ごろ、またヘルメット男がやってきました。
服装は違いますが、過去3回とも同じリュックサックと自転車ヘルメット、不織布マスクを着用しています。