島根県安来市広瀬町にある無料のプール。穴場として人気で長年愛されてきましたが、老朽化が深刻な問題に…。
こうした中、地元有志が修繕費用の一部をクラウドファンディングで募ったところ、思いもよらぬ支援の輪が広がりました。
安来市の最も南に位置する広瀬町比田地区。広瀬勤労者体育センターを訪ねると…。
記者 木谷茂樹
「山々に囲まれたローケーションの中にあるのがこちら子ども用のプールなんですね、今はキレイに塗装されていますが、ここでかつて夏を楽しんだ方の想いが込められているんです」
真新しい水色に塗装を終えたばかりの子ども用プール。
夏になると無料開放され、通称「比田のプール」として、地元の子どもたちを中心に愛されています。
しかし…。
比田のプールを守る会 大畑伸人会長
「(プールの)壁がザラザラになっていて、子どもたちがプールの中で足を切ったりするので、靴下を履いて泳がしたり。プールは安全じゃないと使ってもらいたくないので」
旧広瀬町時代、1977年に開設された比田のプール。
自然に囲まれたロケーションが人気で、松江市や米子市からも訪れ、毎年1300人ほどの利用があります。
しかし、45年以上が経ち、これまで市の予算で修繕を続けてきましたが、老朽化は深刻な問題となっていました。
比田のプールを守る会 大畑伸人会長
「自分が小学校の時に出来たプールで、自分の子ども、その子ども、3世代にわたって使ったプール。次の世代までつないでいきたい思いがあり、自分たちも何かお手伝い出来ないかなと」
比田のプールを次世代につなげたい。
そこで、住民の有志がクラウドファンディングで修繕費の一部を募ることにしました。
すると、かつて比田のプールで夏を楽しんだ人たちの想いが支援の輪へと広がっていきました。
クラウドファンディングに寄せられたコメント
「たくさんの思い出があり、比田の中でも大好きな場所です」
「孫のために存続できること有難く思います」
「自分が小さい時やうちの子が楽しんできたこのプールを残すのに協力させてください」
比田のプールを守る会 大畑伸人会長
「(プールを利用していた)30代ぐらいの子たちが、若い人たちが寄付してくれて、次は年配の方がわざわざ訪ねてきて、どうしたらよいか聞いてまで寄付されていて」
開始からわずか10日ほどで、目標金額の82万円を上回る寄付が集まりました。
そして、市を通して、今シーズンのプール開きに合わせ子ども用プールを塗装し直しました。
比田のプールを守る会 大畑伸人会長
「子どもたちがすごい喜ぶと思います。誰もが使えるプールですので、安全に安心して使える施設にしていきたい」
次世代につなぐ「比田のプール」。
6月中にプール開きを行う予定で、夏休みごろから一般開放されます。















