「しまねの先生、大募集!」。
広告を掲載したラッピングバスまで走り出しました。島根県が今、深刻な教員不足となっています。

「しまねの先生、大募集!」の文字が、島根県松江市を走り始めたバスに描かれています。
仕掛けたのは島根県教育委員会。これ、教員募集の広告です。

初めての取り組みという教員募集の広告バス。
背景にあるのは深刻な教員不足です。

島根県教育庁 学校企画課 大野雅史課長
「教員の不足数、欠員とよんでますけども、今年度の年度当初で小中学校、高校、特別支援学校すべて合わせて32名の欠員が生じておりました」
「しまねっこ」がかわいく呼びかけている

4月1日現在、島根県内の教員数は過去最大となる32人も不足。
その原因となっているのが…

島根県教育庁 学校企画課 大野雅史課長
「ここ数年、教員の大量退職が続いております。50代の教員が非常に多く、毎年、多くの教員が退職されます。一方で、教員のなり手は不足傾向にありまして、県内の人口自体が減っているなかで、教員を志望される方もどんどん減ってきています」

昨年度の教員採用試験の受験者数は906人。
10年前が1220人、20年前は約1500人で、年々減少が続いています。

特に小学校の教員確保が厳しく、昨年度の倍率は過去最低の1.7倍と、初めて2倍を切りました。

島根県教育庁 学校企画課 大野雅史課長
「その背景にはおそらく、教員の働き方が厳しい状況であるというイメージが広まっていることが影響していると思います」

教員の労働環境が悪いというイメージも大きいということで、県教委は、プロモーションビデオを作成するなど、教職員のイメージアップも図りたいとしています。