島根県の丸山達也知事は、マイナンバーカードで他人の情報を誤って登録するなどのトラブルが全国で相次いでいることを受け、「ざるにもほどがある」などと政府に対し苦言を呈しました。
島根県 丸山達也知事
「申し訳ないけど、欠陥システムで人の口座情報を登録させていたって、大概な失態だと思いますよ」
丸山知事は25日の定例記者会見で、マイナンバーの紐づけ登録で「健康保険証」や「公金受取口座」の情報が別の人に登録されるトラブルが相次いでいることを受け、政府に対し「状況を深刻に受け止めて対応すべき」と述べました。
そして、健康保険証の場合、医療機関が誤った薬を処方することにつながるとして、生命に関わる問題だと指摘しました。
島根県 丸山達也知事
「(一部報道で)本当か?と思いましたが、他人の口座番号でも登録できるって、システム上そうなっているって。何のためのシステムなの?」
丸山知事は一部報道で、マイナンバーの「公金受取口座」の紐づけ登録で、別の人の口座でも登録できるといった記事を目にし、県からデジタル庁に確認を行ったことを明かしました。
島根県 丸山達也知事
「(県の問い合わせに)制度は本人じゃないといけない。本人の口座でないと登録できない。でも、システム上は登録できるようになってます。システムではじくようになっていない。そんなことをデジタル庁がやっているんだよ」
県によると、デジタル庁からは、マイナンバーと公金受取口座を紐づけする手続きは、システム上、マイナンバーに登録されている本人とは別の人の名義口座でも登録できる仕組みであるとの回答があったということです。
島根県 丸山達也知事
「知っててこんなことやっていたの?私は隠ぺいされていたということじゃないかと思う。デジタル庁のどこまで誰が知っていたのか。制度違反のシステムを運用していた。ざるにもほどがある」
丸山知事は、デジタル庁に対して、いつの時点で把握していて、なぜ現行のままで運用しているのかなど厳しく追及がいる話だとしました。
島根県 丸山達也知事
「登録数を増やすために見逃していたのではないかと普通は疑うでしょ。もうちょっとまじめにこの問題をチェックしないといけないと思いますよ」
丸山知事はこのように述べ、デジタル庁にチェック体制の強化を要望しました。















