ゴールデンウイークでにぎわいを見せる妖怪の街・鳥取県境港市。
しかしその影で、この連休を最後に長い歴史に幕を下ろす店も。名物「妖怪パン」が食べられるのはあとわずかなんです。

記者 土江諒
「午前11時過ぎの水木しげるロードです。人が戻ってきました。東京の竹下通りみたいですね」

境港市の水木しげるロード。
ランドマークの水木しげる記念館は建て替え工事のため休館中ですが、観光客で溢れかえっていました。

そんな中‥。

記者 土江諒
「時は戻って午前9時過ぎです。現時点でもかなり賑わっているんですが、こちらの店も賑わいをみせてますね」

客のお目当て、それは「妖怪パン」です。
「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターを再現した7種類のパンで、水木しげるロードの不動の人気商品です。

ただ、店先には「閉店」の文字が。

神戸ベーカリー本店 店長
「5月7日をもちまして、当店は閉店致します」

市内に2店舗を構える「神戸ベーカリー」。
1956年にパンの製造販売をスタートし、昔ながらの優しい味わいのパンは、市民や観光客に親しまれてきました。

しかし…。

神戸ベーカリー本店 店長
「後継者がいないとか、今まで大変だったということもあるが、この時しかないということで決断した」

この店の長年の課題は、従業員の高齢化が進み跡継ぎもいないことでした。
一方で、コロナ禍に入ると観光客が減り売り上げも激減。さらに、物価高も追い打ちをかけ、採算が合わない状況が続いたため閉店を決めたということです。

地元の常連客は。

常連客
「このメロンパンが私の妹が好きで。お店が無くなるのはちょっと寂しい」
「中学校の時に購買に(この店のパンが)出ちょったけん。残念です」

67年の歴史に幕を下ろす「神戸ベーカリー」。
7日の最終日は本店は午前8時から、水木ロード店は午前9時からで、パンが売り切れ次第終了するということです。

神戸ベーカリー本店 店長
「一生懸命できるだけパンを作ります。頑張って」