20日は全国的に気温が上昇。各地で夏日となるなど、季節外れの暑さとなりました。
こうした中、BSS取材班は、これからの時期にぴったりのちょっと変わった商品を発見。見た目は「タバコの箱」なのですが…。
記者 齊尾和之
「午前11時半の鳥取砂丘です。吹く風は涼やかですが、日差しはかなり強です」
強い日差しが降り注いだ鳥取県鳥取市の鳥取砂丘。
手元の温度計は28度近くまで上昇し、砂の表面温度はなんと50度を超えていました。
岐阜県からの観光客
「暑いですね、確かに。(日差しが)じりじりと」



そして、島根県松江市の国宝・松江城。
観光客の大半は半袖姿で観光を楽しんでいました。
20日は全国的に気温が上昇。
山陰両県でも午後3時時点で、17の観測地点で25度以上の夏日となり、20地点で今シーズン最高となりました。

そんな中、暑くなるこれからの時期にぴったりの商品が発売されたとの情報をBSS取材班がキャッチしました。
その商品は、19日から鳥取市の「地場産プラザわったいな」で販売が始まりました。

記者 齊尾和之
「一見タバコのように見える、こちらの商品。中のスティックに入っているのは県内産のお茶なんです」
タバコならぬ、その名も「ちゃばこ」。
お茶どころとして知られる静岡県掛川市の会社が「世の中を、茶化そう」をコンセプトに商品化したもので、鳥取市の会社が、今年1月に県内での販売ライセンスを取得しました。


クラモチ 倉持範幸社長
「頭打ち状態と、何か打開策がないかなということで…」
会社が市内で経営する和食の店は、新型コロナの影響を受けて売り上げが激減。
新たな事業をと考えていたとき、ネットで商品を見たことがきっかけだったといいます。
山陰地方での販売は初めてで、パッケージは鳥取砂丘やカニなど鳥取にちなんだデザイン。
ラインナップは緑茶やほうじ茶など、県内産のお茶を使った4種類です。

お湯か水があれば、どこでも楽しむことができる「ちゃばこ」。
暑い時期にぴったりのハトムギ茶を、ペットボトルのミネラルウォーターを使って作ってみました。
記者 齊尾和之
「香ばしい香りが口いっぱいに広がりますね、何より手軽に作れるというのがいいですよね」

クラモチ 倉持範幸社長
「鳥取の土産として手軽に持って帰れる。これでいろいろと会話をしてもらえたらおもしろいと思っている」
今後は、「鳥取砂丘 砂の美術館」や市内の土産物店などでも販売が始まる「ちゃばこ」。
地元だけではなく、観光客の注目も集めそうです。