事故で死傷した子ども…「7歳児」が多い理由は?
県内では過去10年間に子どもが歩行中に遭い死傷した交通事故は163件起きていて、このうち7歳は35件で最も多いということです。

7歳と言えば小学1・2年生。これまで保護者から離れた状況下で交通の場に出ることがあまりなかったことなどから、こうした年代の子どもが事故に遭いやすい可能性があると警察は見ています。
しかも「下校時間」に「自宅近く」が最も注意が必要とのこと。
「下校時間」は薄暮時に近いため、周囲の視界が徐々に悪くなりドライバーが歩行者に気付くのが遅れてしまうことや、高学年の児童に比べて背が小さいため、ドライバーが存在に気付きにくいという要因もあるとみられます。
米子警察署ではこうした事故を少しでも減らそうと、きょうは米子警察署のキャラクター「ベイ(米)コップ」も参加し、子どもたちに対して交通マナーを呼びかけました。

「ベイコップ」は鳥取県警ホームページによりますと、「2065年に鳥取県警察で警察官として勤務していたが、知能・体力増強等の改造を受け、上司の指示の下、現代にタイムスリップしてきた。」ということで、交通安全教室で交通ルールやマナーについて分かりやすく教えているということです。
米子警察署 奥村正博 署長
「米子市ではきょうが新年度の始業式ですので、新しく学校に入学されるお子さんたちにも交通ルールを守っていただく。交通事故は痛ましい事故ですので、交通事故のない社会を作っていければと思っています」
新1年生の入学シーズンでもあるこの時期。特に登下校の時間帯は、子どもの飛び出しへの注意も大切です。